とまにちわ!
目玉が強烈なポスターのインパクトに引き寄せられ、
なんの予備知識もなく、心に引っかかる感覚を確認しに向かったのです。
で、初めて降りる中村橋駅。そこから歩いて3分ほど。
美術館の手前には、幻想美術動物園とも呼ばれてる「練馬区立美術の森緑地」。
動物たちの彫刻が20種類、32体もあって、すべての彫刻は、見て触れて遊べるんだとか。
こんなに可愛いアート空間があるなんていいな!
これは親子連れに嬉しいポイントですね!!
・・・と、ここでこんなに時間を割いている場合ではないのだ。
早く美術館へ急がねば。
「粟津則雄コレクション展“思考する眼”の向こうに」(※イベントは終了)
会場に入って1番目が、ポスターにもなっている、あの眼力がすごい作品でした。
おぉー、これだ、これだ。
木炭画で描かれているみたい(版画)。
でも、どうしてこの絵に、この目玉に惹かれるんだろ?
と、タイトルをみたら・・・
「オディロン・ルドン キリスト」
キ、キ、キリスト?!
言われてみると、た、たしかに、これはキリスト、だ。
そうなのか、だからなのか・・・。
何気にこの絵に呼び寄せられたなんて、けっこうビビります。
ちょっと不思議な感じも含めて、インパクトありありの絵画鑑賞になりました(苦笑)。
「粟津則雄コレクション展“思考する眼”の向こうに」練馬区立美術館
2016年11月19日(土)~2017年2月12日(日)
「粟津則雄氏(1927生)はオディロン・ルドンやパウル・クレーなど芸術家の評伝をはじめ、アルチュール・ランボーやカフカといった詩人・哲学者の訳書や評論など、フランスの文学、美術、音楽に対し深い造詣を持ちながら、正岡子規や萩原朔太郎、小林秀雄にも高い関心を抱き、研究・評論をつづけてきました。
当館は2014年度に粟津氏の収集した美術品の数々、約100点の一括寄贈を受けました。その中には評論・評伝の中で取り上げたルドンやジョルジュ・ルオー、アントニー・クラーヴェの版画、著作の表紙を飾った駒井哲郎、柄澤齊、親しく交流した麻田浩、池田満寿夫らの作品が含まれています。それらは、長年に亘り書斎に飾られた愛蔵の品で、粟津氏の眼、表現とともに歩み、その思考の一端を読み取ることができる意義深い作品ばかりです。2006年より出版が続いていた「粟津則雄著作集」(思潮社)が完結することを機に当館所蔵の粟津コレクションの中から選りすぐりの作品、約50点を紹介します。」